町工場の技術ってなに?

町工場という言葉が聞くと、たいていの人が持つイメージは、

・熟練の職人さんがいて

・卓越した技術をもとに

・モノづくりをやっている

こんなイメージ。

 

でもこの「卓越した技術」という部分は、もう少し細分化することができます。

 

1.技能

文字通り、職人芸。長年培ったカンと経験で、機械にもできないことをやってしまうスキル。

ただし、それが発揮されるのは、あくまでも「機械ができないこと」がほとんど。

そのため、量産品をつくるときには向きません。

 

2.設備

町工場の持つ技術の大部分は、実はここに起因します。いい設備があればやれることは広がるし、生産効率も高まります。

町工場の規模が大きくなるほど、持っている設備も多くなり、品種も増えていきます。設備が入ることでできることの範囲も広がります。

こちらは技能があまり関係しないため、お金があればどんどんと拡張することができます。

 

3.アイデア

ここでいうアイデアは、お客さんから仕様を指定されたり、図面をもらったりしなくても、相手のニーズをくみ取って、そこにつながる自分のアイデアを足すことができること。仕様が決まらないと仕事はできないという町工場もありますが、アイデアを持った企業だと漠然としたニーズの段階で相談しても形にしてくれます。

4.ノウハウ

ノウハウは、コカ・コーラの製造方法のように、その企業が独自に開発した加工手段です。話してしまうとマネできるものですが、それをたくさん組み合わせることでそこの会社しかできない技術になっていきます。

 

町工場に発注する際、1と2は比較的わかりやすいですが、3と4は話を聞いてみないと持っているのかわかりません。

町工場の持つ技術といっても、意外といろいろな形に分かれます。

自分の作りたいものに合わせて、相手の町工場を選ぶことが大切なのです!

 

 

 

 

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